こんにちは、トロント在住フリーランスマーケターのKEI( @kishikawa1126)です。
わたしはファッションもメイクもヘアスタイルも気にしないタイプではないのですが、その道のプロではないことを理解しているので、基本的に自分の専門外のことはプロの提案を受け入れることにしています😇
人にどう思われようと好きな服を着ればいい。とか
他人の目を気にせずに好きを貫けばいい。
なんて声もよく聞きますし、もちろんこれらを否定する記事ではありません🙅🏼♀️
ただ、わたしの持論としては、実際問題、自分が自分を見ている時間より、他人が自分を見ている時間の方が長いのはどう頑張っても事実なので、その人たちがしっくりくるもの、ないしはその人たちが「いいね!」と思うものを纏うように意識しています。
とはいえ、この考え方は、あながち間違っていないと思っていて、今後のビジネス界ではこういったニーズに応えられるプロフェッショナルだけが生き残っていくんだろうと思っているので記事に残しておきます。
ここで言うプロフェッショナルとは、アパレルや美容師などのtoCで活躍する人たちを指します。
賛否両論あることは理解しつつも、さっそく行ってみましょう〜🤙🏻
◆サクッと読むための目次
セールスの世界もマーケの世界もアウトソースするのが主流
現代の社会において、セールスの世界もマーケの世界も提案力が問われています。
自分の勤めている会社に置き換えてみてもらえれば分かると思うのですが、自社にないサービスは他社に頼っていたりしませんか?
専門外のサービスやプロダクトを無理くり自社でどうにかするよりも、プロの他社にアウトソースする方がよっぽど生産的で効率的ですからね。
その時の王道は、「自社の課題を伝えてプロの目線でソリューションを提案してもらうこと」ではないでしょうか。
自社のウェブサイトやDMのデザインを手がけるデザイナーも同様ですよね。
これは美容師やアパレル販売員も例外ではないと思うのです。
顧客のニーズに答えるだけでは足りない
ここでは美容師を例に噛み砕いていきたいと思います。
例えば、新しいサロンに行ったとき、美容師さんからヘアカタを渡されて「どれが好きですかー?」とか「どんなイメージですかー?」って聞かれますよね。
もちろんそのカウンセリング(コンサルテーション)は間違っていません。
ただ、このベースにあるのは「顧客が気に入るもの」を提供するという考え方です。
これだけを聞くと「え?それのなにが悪いの?」となるのは当然。
でもよく考えてみてください。それって見掛け倒しで根本解決になっていないんじゃないですか?
美容師さんはプロですから、どんな癖っ毛でもキレイにブローしてツヤ出しをした上で仕上げてくれます。
でもそれと同じことを自宅で、自分だけで再現できるでしょうか?
トップスタイリストと言われるプロに完璧にカットしてもらっても、毎日シャンプーしてドライしてセットするのはあなたなのです。
人によって悩みは違います。
- 前髪のセットが苦手
- 雨の日に癖っ毛が暴走する
- コテで巻くのが下手
- 寝癖がつきやすい
- 色落ちした後の色が似合わない
などなど。書き出したらキリがないほど、悩みはさまざまです。
もちろん自覚していない悩みもあると思いますが、そういったものを端に置いて、「顧客の気に入るものを提供する」というのは言いかえれば「クライアントの意見に迎合して嫌われないように」という心理が働いていると言えます。
プロとしてお金をもらう以上、大切なのはその道の”プロ”であるということ。
マーケターなら、どうしてこの方法を選ぶべきなのか、この方法を試すことで得られる結果はどんな意味を持つのか。そしてそれにはどれくらいの期間が必要なのか。コスパはどうなのか。を提示します。
検証を重ねることで、最終的にはクライアント、さらにはその先にいるエンドユーザーの利益を追求することが求められているので、場合によってはクライアントの希望を却下し、新たな手を提案しなければいけないことも少なくありません。
美容師でもこれは同じなのです。
お客さん(クライアント)の良さを最大限に引き出しつつ、自覚している悩みや潜在的な悩みを解消できるスタイル(方法)を提案する。1度の施術でどうこうならないのであれば●回で完成させるということでもOKですよね。
本来、ビジネスの世界においてのコンサルテーションとは、SWOT分析など、さまざまな手法を用いて、顧客の潜在的な悩みや将来発生しうるニーズに先手を打ち、解決策を提案していくものです。
それは美容業界においても、アパレル販売においても同じであるはずはないかと思うのです🤔
実際にあった残念な接客例..
つい先日、10年ぶりにマツエクを再開しました。
10年前も友人のアイリストにすべて任せていたので、CカールだったかJカールだったか、はたまた何本程度付けていたのかすら記憶していません。
しかし、今回のアイリストさんは初っ端から「CとJどっちがいいですか?」「何本くらい付けたいとかありますか?」と。。
どの質問にも答えられないので「わたし普段はこういうメイクをしていて、こんな服装なんですが、逆にどういったスタイルがおすすめですか?」と聞いたのですが、それでも彼女は譲りません。
「好みによるので、どっちもアリですよ!」と。
心の中で「プロのくせになんちゅー返しやねん!!」と叫びましたよ。リアルに😅
顧客(わたし)はなにを期待していたのか
必ずしもこの型である必要はないんですが、キーは、「PROとCON」をきちんと提示して、さらには提案内容の根拠も添える_という点。
なぜこのレベルの提案力が必要なのか?
自分でヘアカットができる人は限りなく少ないでしょうから(丸刈りさんは別かな😆)、多くの人は頻度はどうあれ、美容室には通うと思います。
さらに、今後も時代の流れとして、自分(自社)の得意とすること以外はアウトソースすることがより増えていくと想定できます。
toBの世界では主流のこのアウトソースも、toCの業界でも家事代行や、退職代行(わたしにとっては到底信じられないですが)などのサービスが育ってきていますよね。
つまり、toCの世界でもアウトソースをするという利用者の心理、意味を理解した上での提案力が必要になってくるということです。
まとめ|顧客に気に入られる_ではなく、顧客を愛すること
相手を強く想うがゆえに、相手を感情的にさせて怒らせることはプロとしてはいただけませんが、時には嫌われる覚悟で、本当にいいもの、最終的に顧客の利益になることに真っ向から向き合う姿勢が重要なのではと思います。
顧客に気に入られることに撤し、守りに入るのではなく、真っ向から愛することこそが本来の「プロフェッショナル」の定義であり、”プロ”に頼みたい!というアウトソースする側の真意なのでは?と思います。
顧客に迎合し、気に入られる努力をする”プロ”は時代の流れとともに淘汰されていく。
勝ち残るために一緒に”本物”を目指しましょう🧚🏼♀️💫
それでは今回はこの辺で!
KEI(@kishikawa1126)でした。
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