竹島に自衛権を発動しない理由と国際司法裁判所で裁判できない理由

日本が竹島に自衛権を発動しない3つの理由をわかりやすくまとめてみた


慰安婦問題と並行して、韓国との間で問題になっているのが、この竹島の領土問題ですね。

尖閣諸島問題のまとめと同じ流れで説明していきたいと思います。

竹島はどこにあるの?

竹島竹島周辺地図竹島詳細地図
出典:外務省ホームページ|Copyright © Ministry of Foreign Affairs of Japan

隠岐諸島の北西約158㌔、北緯37度14分、東経131度52分の日本海上に位置しています。
主に2つの急峻な岩石でできた島からなり、総面積は約0.20㎢。

17世紀初めには、アシカやアワビの漁猟地として利用されていましたが、現在は外務省から直々に渡航自粛するようにと告知されています。

韓国による竹島の不法占拠が続いている状況の中で、我が国国民が韓国の出入国手続に従って竹島に入域することは、当該国民が竹島において韓国側の管轄権に服することを認めたとか、竹島に対する韓国の領有権を認めたというような誤解を与えかねません。そのような入域を行わないよう、国民の皆様のご理解とご協力をお願いします。
韓国の出入国手続に従った竹島入域の自粛について|Copyright © Ministry of Foreign Affairs of Japan

竹島の領土問題とは?

平たく言うと「韓国が竹島の領有権を主張し不法占拠している」ことです。

1951年にサンフランシスコ平和条約が締結され、日本が放棄する領土に竹島が含まれなかったことに腹を立てた韓国は一方的に「李承晩ライン」なるものを設定し、その中に竹島を取り込みました。
さらに韓国は、警備隊員などを常駐させ、宿舎や監視所、灯台を構築していきました。。

この領土問題はいつから始まったの?

第二次世界大戦終戦後の1951年、1952年頃から韓国の領土主張が始まります。

まずは歴史を簡単にまとめてみたので見てみましょう。

竹島の領土問題の歴史

17世紀初め 日本人が政府(江戸幕府)公認の下、アシカやアワビなどの漁猟地として利用
遅くとも17世紀半ばには、竹島に対する領有権は確立していた
1905年 1月:政府が竹島の島根県編入を閣議決定
1945年 第二次世界大戦終戦
1951年 8月:ラスク書簡
9月8日(1952年4月28日発効):サンフランシスコ平和条約締結
1952年 1月:韓国は、「李承晩ライン」を一方的に設定
1954年 韓国を訪問したヴァン・フリート大使の帰国報告に、「竹島は日本の領土であり、サンフランシスコ平和条約で放棄した島々には含まれていないというのが米国の結論である」と記されている

各国の領有権の主張

🇰🇷韓国

6世紀以降の文献に独島(竹島の韓国名)が出てきている!

韓国は、『世宗実録地理志せいそうじつろくちりし』(1454年)や『新増東国輿地勝覧しんぞうとうごくよちしょうらん』(1531年)など朝鮮古文献に名前が出てくる「于山うざん(島)」が竹島のことであるとし、古くから自国の領土であったと主張します。

KEI ISHIKAWA
日本

それらの文献に出てくる当時の島の名前が、現在の竹島であるかどうかはの明確な根拠は出せてないでしょ?

日韓協約のせいで、異議申し立てができなかった!

第二次日韓協約では、韓国は外交権を日本に譲渡し、日本の保護国となります。
それが理由で、抗議も何もできるか!というわけです。

KEI ISHIKAWA
日本

いや、待って?他の懸案で外交抗議してるよね?なんでこれだけできないことになるの?後付けの言い訳ですよね?

GHQ覚書第677号!

連合国総司令部 (GHQ) は、日本政府に対し、政治上または行政上の権力の行使を停止すべき地域、また、漁業及び捕鯨を制限する区域を指令し、この中に竹島を含めました。
連合国は竹島を日本の領土と認めていなかったとし、韓国による竹島の領有権の根拠の1つとしています。
第二次大戦直後の竹島|Copyright © Ministry of Foreign Affairs of Japan

KEI ISHIKAWA
日本

領土帰属の最終的決定に関する連合国側の政策を示すものと解釈してはならないと明示されているため、韓国の主張は的外れ。
しかも、日本の領土と確定したのは、その後に発効したサンフランシスコ平和条約でだからね?

🇯🇵日本

サンフランシスコ平和条約で米国が韓国主張を却下=ラスク書簡

サンフランシスコ平和条約の起草段階で、韓国はアメリカに、

韓国
韓国

日本が放棄すべき地域に竹島を加えてよね!

アメリカ
アメリカ

竹島は朝鮮の一部として取り扱われたことはなく日本領である( ー`дー´)キリッ

と、韓国の要請を明確に拒絶。

ちなみにこれは、米国政府が公開した外交文書によって明らかになっています。
サンフランシスコ平和条約の中には、いくつかの領土を放棄することが明記されていますが、その中に竹島は含まれなかったのです。

韓国
韓国

日本は無条件降伏したよね?
カイロ宣言でも「日本が暴力と貪欲によって略取したすべての地域からの日本の駆逐」ってあったよね?竹島も余裕でここに含まれるべきじゃんね?

日本
日本

竹島は一度も韓国の領土であったことはないよね。日本が遅くとも17世紀半ばまでには領有権を確立していたんだから、「奪い取った」土地ではないよね?よって、カイロ宣言のいう地域には該当しないよね。

解決策はあるの?

裁判を拒否し続ける韓国

平和的手段によって解決するために、1954年、1962年、そして2012年と3回にわたって国際司法裁判所(=International Court of Justice=ICJ)に付託することを提案してきましたが、韓国側はすべて拒否しています。

ICJでの裁判ができない理由
ICJは、紛争の両当事者が同裁判所において解決を求めるという合意があって初めて当該紛争についての審理を開始するという仕組みになっています。
つまり、韓国がこれに応じない限り、裁判はできないのです。
※ちなみに日本は「法の支配を尊重する」という観点から、1958年以来、相手国が合意なく一方的に提訴してきた場合でも、受け入れる姿勢を取っているようです。

占拠し続ける韓国

韓国は竹島の占拠を、領有権の回復であると主張していますが、そのためには、我が国が竹島を実効的に支配して領有権を再確認した1905年より前に、韓国が同島を実効的に支配していたことを証明しなければなりません。しかし、韓国側からは、そのようなことを示す根拠は一切提示されていません
竹島の領有権に関する我が国の立場と韓国による不法占拠の概要|Copyright © Ministry of Foreign Affairs of Japan

裁判拒否に不法占拠。

強行手段をとる韓国に対する解決策は無いも同然のような…

常設仲裁裁判所を使う方法

常設仲裁裁判所 (=Permanent Court of Arbitration = PCA) を使用するという手があります。

この裁判所は、国際紛争平和的処理条約により創設された裁判所で、国家間、もしくは国家と民間企業等との間の紛争を対象とします。

そして国際司法裁判所と違うところは、当事者同士の合意がなくても裁判が行える!という点です。

但し、国境などの問題は管轄外_としているようなので、別の問題から攻めていく必要があるようです。
例えば、日韓漁業協定を遵守していない_などですね。

日本海での日本のズワイガニ漁獲量は、1970年代はズワイガニの漁獲量が1万5千トンあったが、90年代初頭は2千トンに落ち込んだ。2010年現在、日本の漁民はズワイガニ漁に関しては固定式漁法を禁止して移動式の「底引き網漁」を採用しているが、韓国漁民は固定式漁法の「底刺し網漁」や小さいカニが逃げられないタイプの「カニかご漁」を採用している。固定式漁法の場合、網が何らかの理由で回収されないと、捕獲されたカニが逃げられずそのまま死に、死骸がさらに海洋生物を呼び寄せ、網の中で海洋生物の死のループが続くゴーストフィッシングが発生し水産資源に多大なダメージを与える
日韓漁業協定|ウィキペディア

なぜ自衛権を発動しないの?

理由は明確です。

竹島に自衛権を発動しない理由
  1. 憲法9条との兼ね合い
  2. 明らかな証拠が揃っている日本にとってみれば毅然としていた方がよく、軍事オプションを取るリスクは負いたくない
  3. 韓国の政権さらには韓国が崩壊しかねない

憲法改正についての記事でもまとめている通り、憲法9条との兼ね合いもあり、国際紛争の解決には戦争は放棄し、平和的手段を用いるとしています。

さらには、韓国政権というのは反日感情をもって維持しているとも言えます。
そのため、竹島を日本の領土と認める日が来ようものなら個人レベルでアイデンティティが崩壊しかねないとも言われています。

韓国が崩壊まで行かなくとも体制が揺らいできたら、北が動き出すのは明白ですね。
日本としてはこれも絶対に起きてほしくないシナリオなのです。

Updates

▶︎2019-03-26

韓国
韓国

竹島周辺の調査計画を公表

日本
日本政府

「事前の同意がない海洋調査は受け入れられない」として、外交ルートを通じて韓国側に抗議、計画を中止するよう求める(Source: ©一般社団法人共同通信社

菅官房長官
菅官房長官

竹島の領有権に関するわが国の立場に照らし、到底受け入れられない(Source: ©一般社団法人共同通信社


日本
文部科学省

2020年度から小学校で使用される教科書の検定結果を発表し、島根県の竹島(韓国名・独島)を「固有の領土」と明記(Source: ©一般社団法人共同通信社

韓国
韓国

長嶺安政駐韓大使を呼び、抗議
歴史的、地理的、国際法的に明白に韓国固有の領土だ
トクトに対する不当な主張を盛り込んだ教科書を合格させたことを強く糾弾し、即時撤回を要求する
小学生に領土に関する誤った考えを教えることになり、両国の未来志向的な関係発展に否定的な影響をもたらすことを日本政府は自覚しなければならない
韓国政府は、日本政府の不当な主張に断固として対応する。日本政府は、歴史の教訓を直視し、未来世代の教育において責任ある行動をみせるべきだ(Source: NHK

まとめ|政治家だけが解決できるものではない

KEI ISHIKAWA

竹島の周りには、メタンハイドレートと呼ばれる資源が大量に眠っているという研究結果が出ています。
そういった状況も相まって、韓国では何が何でも竹島を独島としたいんですね。

裁判拒否に占拠。

大人な対応とは思えないような「強行手段」を取る韓国・・・

半世紀も続いている韓国側の領土主張。
もちろん不法占拠だけで「実効支配」ということにはなりませんが、我々の世代で解決しないことには先に進まないのが実情でしょう。
もっとも韓国に解決する気があればですが…

わたしは、この問題は政治家だけが解決できるものではないと思っています。
国民1人1人が理解を深め、声を上げていくしかないのです。

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