この記事では、
こういった疑問に答えます!
この記事を書いているわたしは、2015年にカナダに移住してから一時帰国の際は「免税」を大いに活用しています。
ということで、今回はそんなわたしが、海外在住者向けに「一時帰国で免税を使う手続き」について徹底解説していきます。
◆サクッと読むための目次
一時帰国での免税の3つの条件
海外在住者の一時帰国なら何でもかんでもが免税になるのかというと、残念ながらそうではありません。
免税で購入するためには、この3つの条件を満たす必要があります。
- 「非居住者」が
- 「一定の条件を満たす店舗(輸出物品販売場)」で
- 「一定の条件を満たす商品(※後述)」を購入する場合にのみ適用
ひとつずつ解説していきますね。
免税の条件①:非居住者であること
「非居住者」の定義は以下のとおり。
- 外国にある事務所(日本法人の海外支店等、現地法人、駐在員事務所及び国際機関を含む)に勤務する目的で出国し外国に滞在する者
- 2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者
- [1]及び[2]に掲げる者のほか、日本出国後、外国に2年以上滞在するに至った者
- [1]から[3]までに掲げる者で、事務連絡、休暇等のため一時帰国し、その滞在期間が6か月未満の者
引用:国土交通省 観光庁ホームページ|Copyright © Japan Tourism Agency.
例を挙げると、こんな感じですかね。
- 海外赴任の人(駐在員)
- 2年以上滞在する予定で出国した留学生や駐在員の帯同者
- すでに2年以上海外に滞在している人
- 休暇などの理由で一時帰国し、日本滞在期間が6ヶ月未満の人

免税の条件②:一定の条件を満たす店舗(輸出物品販売場)で購入すること
「輸出物品販売場」の定義は以下の2つを満たす事業者を指します。
平たく言えば、「国から、『非居住者に免税で商品を売ってもいいですよ』という許可を得ている店舗のこと」です。
TAXFREESHOPS.JPを使うと、免税対応店舗を検索することができます。
さらに!「免税クーポン」も載っているので、併せてチェックしてみてくださいね。
» 免税店 | TAXFREESHOPS.JP
免税の条件③:一定の条件を満たす商品であること
免税対象になる商品は大きく2つ、「一般物品」と「消耗品」に分けられ、それぞれ以下のように定義されています。
一般物品:
- 1人の非居住者に対して同じ店舗における1日の販売合計額が5千円以上。
- 販売合計額が100万円を超える場合には、旅券等の写しを経営する事業者の納税地又は販売場の所在地に保存すること。
消耗品:
- 1人の非居住者に対して同じ店舗における1日の販売合計額が5千円以上、50万円までの範囲内であること。
- 非居住者は、消耗品を購入した日から30 日以内に輸出する旨を誓約すること。
- 消費されないように指定された方法による包装がされていること。
引用:国土交通省 観光庁ホームページ|COPYRIGHT © JAPAN TOURISM AGENCY.
一般物品 | 消耗品 |
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簡単にまとめれば、「生活の拠点である日本国外での生活で使う目的として購入したもの」が対象で、”輸出すること”を前提としています。
そのため、”消耗品”の類は、日本国内で使用できないようにきちんと包装されていることが条件になり、目に見えない”サービス”といった商品は適用外となります。

はい、問題ありません。
が、正確には観光庁のホームページにはそこまではっきりと「問題ありません」とは書いてありませんが、「開封してはいけない」という原則がないので、そう捉えて問題ない_という解釈です。

え?これもう片手で開けて使えちゃうよね。一般物品すごいな。と。
これ見て、あーやっぱ開封問題ないなと確信した感じです(笑)
一時帰国での免税の手続き【簡単3ステップ】
一時帰国での免税の手続きは簡単3ステップです。
- 日本入国時にパスポートに入国スタンプを押してもらう
- 商品購入時にパスポートを見せ、店舗発行の書類を貼り付けてもらう
- 出国時にその書類を関税に提出
尚、免税品購入に必要なのは「パスポート」と「海外在住を証明できるもの」の2点のみです。
ステップ①:日本入国時にパスポートに入国スタンプを押してもらう
パスポートについては「一時帰国」であることを証明するために入国スタンプの提示が必要になってきます。
なので、一時帰国で免税購入を考えている方は無人化ゲートは通らないように気をつけましょう!無人化ゲートを通ってしまうと、海外在住の証明書類があっても”一時帰国”であることの証明が難しくなってしまうので、免税が受けられなく可能性が高いんです。
ステップ②:商品購入時にパスポートを見せ、店舗発行の書類を貼り付けてもらう
購入の際は、免税を利用して購入したい旨を伝えれば、店舗側が必要な書類を準備してくれます。
その際、海外在住を証明できるものは「永住権カード」や「ビザ」などが妥当だと思います。

購入者は、書類の内容を確認してサインするだけ。
あとは控えをパスポートにホッチキス留めして割印してくれますので、剥がさずにそのまま出国まで保管しておきましょう。
ステップ③:出国時にその書類を関税に提出
買い物が終わればあとは日本出国時、保安検査を通ったあとの税関で忘れずにに書類を提出するだけでOKです。
パスポートを見せると、ホッチキス留めされていた書類を税関員さんが剥がしてくれます。
特に「この免税品を見せろ」的なことはなく、淡々と書類を受理するだけで、ものの2秒で終わりましたが、今後「国内の家族・友人のために免税で買った」などのルール破りが増えたりなんかして取締りが強化されるなんてことがあれば、状況は変わりえます。
現状では問題なさそうですが、念の為機内持ち込みのバッグの中に一緒に携帯して出国するのが無難だと思いますよ。
【悲報】カスタマイズ品は「既製品」にならないため免税対象外
わたしは一時帰国の際、でMacbookを新調しました。
購入するまでは「2017モデルの13インチのTouchBarなしで、メモリは16GBにアップグレードして、SSDは256GB。キーボードは海外仕様に変えよう~」とウキウキるんるん。
カスタマイズする気満々でお店に向かいました。
が、しかーーーーし!
着いて早々Apple;のお兄さんに免税で↑の条件で買いたいって言ったら「無理です」と即答されるという・・・。
なんでーーーーーー(´;ω;`)涙
お兄さんの話によれば「既成品(一般に市場に出回っている商品)」については免税対象(一般物品)にあたるそうなんですが、カスタマイズしてしまうと「既成品」ではなくなってしまうので、免税の対象外になるのだとか。

なので、パソコンをカスタマイズして買おうとしている方はご注意ください。
【結論】海外在住で一時帰国なら、免税は使わなきゃ損!
海外在住者にとっては嬉しいこの免税。
消費税も10%まで上がっているので、10,000円のものを買うだけでも、1,000円お得にお買い物できますよ。
わたしは、パソコン、サングラス、ノースフェイスのバック、などなどがっつり使いました。
ぜひ免税を活用して、お得に一時帰国をお過ごしくださいねー!
それにしても一体わたしは一時帰国でいくら使ったんだろう・・
怖いから明細見てないんだよなー。。
それでは今回はこの辺で!
KEI(@kishikawa1126)でした。

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