この記事では、
こんな疑問に答えます。
わたしは2015年からカナダに移住しましたが、その前のキャリアでは、日本で英会話スクールでスクールマネージャーをしていたので、採用人事にも携わっていました。
「英語」という接点から、カウンセラー希望の応募者も多く、通算500名近くの留学経験のある方たちの履歴書を見てきました。
その経験から、今回の記事では、ワーホリ後・留学後の就職の不安を抱えていて、なかなか1歩を踏み出せないワーホリ・留学予備軍の方や、そして、帰国後の就活に悩んでいる方に向けて、記事をまとめました。
- ワーホリ・留学中にやっておくべきことが分かります!
- 帰国してからの必要なアクションが分かります!
◆サクッと読むための目次
ワーホリ・留学前にやっておくべきこと
せっかく貴重な時間とお金を投資するんですから、きちんと中長期プランを立てていきましょう!
といっても、基本的にはこの3つだけでOKです。
- なぜ海外に行く/行きたいのかを整理する
- 現地で仕事もしたいなら現地企業の採用状況も把握しておく
- ある程度の語学習得もしておく
その①:なぜ海外に行く/行きたいのかを整理する
「将来は国際弁護士になりたいので・・・●●を取得するために○○に行きます!」
・・なんてかっこいい目的は必要ありません。安心してください。
『現状から抜け出したい!』
『海外ノマドインフルエンサーの●●さんに憧れてるから、あんな生活をしてみたい』
『とにかく英語で生活してみたい』
などでぜんぜんOKです!
要は、初心をきちんと言葉にしておくことが大切なんです。
「とりあえず行ってみよう〜」では、現地の日本人とつるんで結局日本にいるのとほとんど変わらない・・なんてことも結構あります。
自分がお金と時間をかけてまでやってみたいことを、まずは実現の可否は気にせずに書き出してみましょう!
その②:現地で仕事もしたいなら現地企業の採用状況も把握しておく
ワーホリのいいところは名前のごとく「Working」しながら「Holiday」できるところです。もちろん留学メインの学生ビザでも休暇中は条件付きで仕事ができる場合もあります。
調べてみると分かるんですが、海外で働くっていうのはビザの観点から結構ハードルが高いことなんですが、ワーホリビザであれば、問答無用でついてくる「特典」とも言える、ご褒美みたいなものなんですね。
ただ、ワーホリビザは基本的に1年。観光ビザで入国して切り替えるとか、いろんな手を使って、ワーホリビザを最大限活用する方法はいくつかありますが、それでもやっぱり規定以上に伸ばすことはできません。
到着後の家探しや、観光、それこそ海外生活を満喫することを考えると丸々1年お仕事できる人の方が少ないんじゃないかと思います。
採用側も1年未満しか働けない人を雇うのは、研修リソースが無駄になってしまうので、あまり好まれないのですが、企業によっては「日本人」を欲しているところもあるので、事前リサーチが肝です。
多くの留学生やワーホリ滞在者は、ジャパレスと言われる日本食レストランで働いているケースが多く、どこも人の入れ替わりが多いので、1年未満しか働けない場合でも雇ってもらえる場合が多いです。
Indeedは、求人掲載料が無料なので採用側はコストを気にせず掲載できるので、ほとんどの企業が活用しています。
別サイトや自社サイトに掲載されている案件などもすべてIndeedに集約されるので、基本ここをチェックしておけば問題ありません。
LinkedInに関しては、言わずもがな。海外では必須のビスネス版SNSアカウントです。
現地企業、特にオフィスワークをしたいと考えているのであれば、アカウントを持っていないだけで「え・・」と思われることもあります(実体験です)。
下記の記事を参考に事前にアカウント開設と英文履歴書を完成させておきましょう!
LinkedInの書き方で悩んでいる方は必見です!海外では就職・転職ツールとして定番なので、この記事を参考に履歴書を効果的にブラッシュアップしていきましょう!LinkedInの公開内容をブラッシュアップできれば、英語履歴書にもそのまま転用できますよ!
ワーホリビザで渡航する場合、事前に就業先が決まっている_というのは禁止されているので、気になる企業があっても渡航直前に応募をするのみに留めておきましょうね。
その③:ある程度の語学習得もしておく
例えばワーホリの場合、1年間で語学習得しようとしても、なかなか上手くはいかないものです。
耳は慣れるでしょうが、「ペラペラ」になるにはそれなりの努力が必要です。
英語がまったくできない状態で渡航しても、滞在先では日本人コミュニティに依存することになりやすく、さらには、語学学校でもそういった日本人が多いクラスに振り分けられてしまうことが多々あります。
日本にいる間にある程度の日常英会話を習得しておくことで、渡航先の語学学校でもレベルの高いクラスに入りやすくなります。そういったクラスにはヨーロッパからの生徒さんも多いので、多国籍の友人を作ることも容易になりますよ。
もちろん日常英会話ができないとなると、現地企業での就業は絶望的ですので・・
現地企業で働きたいと思っている場合には、日本にいるときから積極的に英語学習を始めておきましょう!
おすすめは、スタディサプリ ENGLISHです。
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詳しくは、【無料期間あり】スタディサプリENGLISH「新日常英会話コース」の口コミと徹底レビュー【結論:コスパ最高です】でまとめているので、よかったらどうぞ。
ワーホリ・留学中にやるべきこと
次は、実際に現地に着いてからすべきことをみていきます。
- 現地企業で働く!
- どんどん外国人のいる環境へ出向く!
- 日本ではあまりできないことを経験する!
その①:現地企業で働く!
日本に帰国してから、英語を武器に転職活動を有利に進めたいと思っているのであれば、現地企業での就業は大きなプラスポイントです。
語学学校に通うことも1つですが、日本でもできることは日本でしつつ、渡航先では海外でしか経験できないことを優先することをおすすめします。(とは言っても英語ができなければ元も子もありませんので、必要に応じて語学学校も選択肢に入れておくのが良いと思います!)
トロントの実体験をベースにお話しすると、簡単に職が見つかる_というわけには行きませんが、積極的に応募することが肝です。
知人の紹介などのいわゆる「コネ」社会なので、LinkedInはもちろん、現地の友人を多く持つことも現地企業への就職の近道と言えます。
その②:どんどん外国人のいる環境へ出向く!
わたし自身もそうなのですが、限られた日本人に海外で会うと日本では感じ得ない「安心感」に溺れてしまい、日本人コミュニティに依存してしまうことが多いです。
もちろん一切関わるなとは言いませんが、せっかくお金と時間をかけて海外に出てきているのですから、積極的に外に出ましょう!
日本(文化)が大好きなカナディアンも多いので、友人を介して知り合いながらコミュニティを広げていくと良いですよ。
その③:日本ではあまりできないことを経験する!
そして何よりも大切なのは「経験」。これは一生モノで、さらには唯一無二。
今後の自分を形成していくスパイスにもなるので、わたしが1番重要だと思ってることです!
日本では躊躇してできないことも旅先ならリミッターが外れて「挑戦してみよう!」と思えることもあるものです!
わたしはカナダに引っ越してきたときに、バンクーバーからトロントまでを1週間かけて車で横断しました。
カナダに絞って話をすれば、大自然に囲まれた国ならではの、夏はウォータースポーツ、ATV、ロードバイク、Brewery巡り、冬はウィンタースポーツにアイスフィッシングなどなど。
海外でしかできないことをここぞとばかりにやってみることをオススメします!!!
ワーホリ・留学後の日本での仕事探し
ここからは、日本に帰国してからの仕事探しのコツをまとめたいと思います。
わたしがここでオススメするのは4つの媒体+1。
キャリトレ

出展:キャリトレ|Copyright (C) 2019 BizReach, Inc.
まずはこのキャリトレ。
20代に特化した転職アプリ(サイト)なので、特にワーホリ世代とベストマッチと言えると思います。
イメージとしては「Tinder(出会い系アプリ)の転職版」って感じですかね。
まずは興味があるかどうかで求人を右か左にスワイプします。その履歴を分析して、志向性に合った求人をAIが毎日レコメンドしてくれます。
スワイプするたびにAIの精度は上がるので、自分では気付けなかった、ぴったりの仕事が見つかると評判です!
ビズリーチ

出展:ビズリーチ|Copyright BizReach, Inc.
ハイクラス求人のイメージが強いビズリーチですが、その分「英語必須」の案件が多い印象です。
留学を通してビジネスレベルまでの英語習得ができれば、ビズリーチでハイクラス求人を狙っていくことも可能です!
DYM転職
DYM転職はあまり知られていませんが、第二新卒・既卒はもちろんフリーターやニートの方向けの正社員求人を数多く紹介しています。
経歴や学歴に不安があっても大丈夫!
経験豊富なキャリアアドバイザーが無料個別相談で希望にマッチした求人を紹介してくれるので、最短1週間でのスピード入社も可能。
ワーホリに行ったはいいけど、あまりこれと言った実績もないし・・ワーホリでも思うように結果を残せなかった・・そんな人におすすめの転職サイトです。
Wantedly(ウォンテッドリー)

出展:Wantedly|© 2018 Wantedly, Inc.
使ってる人も多いんじゃないでしょうか?
わたしは2014年頃に採用側として初めて使って以来、ずっと使ってます。
実際に現在のクライアント企業を見つけたのもこのWantedlyでした。
毎日数多くの求人がアップされています。
リクナビなどと違い、企業がそれぞれで原稿をアップできるので、毎週●曜日更新!みたいな縛りがありません。
ユーザーも気軽に使えるので、気になった求人には「興味がある」バナーをクリックするだけ。プロフィールを充実させて、多くの企業にアプローチしてみることをオススメします。
転職コンサルティング会社
上記媒体以外におすすめなのが、転職コンサルティング会社を使う方法です。
一般公開されていない求人案件を転職コンサルティング会社に預けているケースも多くあります。
キャリトレやビズリーチに登録すると「ヘッドハンター」と呼ばれる転職コンサルティング会社の人から「スカウトメール」が届くことがありますが、それも同じです。
まとめ|「初心忘るべからず」
何事もやはり「初心忘るべからず」ですよね。
留学しようと思ったきっかけだったり、●●に行ってみたい!と思ったきっかけだったり。
人によって、本当に些細なことがきっかけになっている人もいると思います。
それでもやっぱりそこにある「想い」が大事だと思うんです。
わたし自身「What will be, will be.」=「なるようになる」で生きてきた人間なので、あまり偉そうなことは言えませんが・・・
それでもわたしはやっぱり「今の自分」を作っているのは「さっきまでの自分」だと思ってます。
「これからの自分」を作っているのは「今とこれまでの自分」なんですよね。
すべては必ずどこかで繋がるので、意味のないことなんて1つもないと思います。
とにかく留学してみたいならすればいい!
キャリアにブランクが空くのが怖いなら、先を見越して準備から徹底的にプランすればいい!
人事担当者は、「あなたのストーリー」を知りたいのです。
『これまでどんなことを経験して、どんな考え方をして、だから海外に出て行った。そして今●●という接点によって今目の前にいる。』
本当に何も考えずに色々転々としたのであれば、やはり採用側は欲しがりません。
でもそこにあなただけのストーリーが存在すれば、どこの企業も欲しがる人財に化けます。
グローバル化というけれど、それは英語ができればいいってもんでもない。英語はツールに過ぎません。
たった一度きりの人生、ひいては20代を目一杯カラフルにしてみてはどうでしょうか?
実はわたしの知人が8年目の転職コンサルティング会社を経営しています。もしご興味がある方はお繋ぎしますので、お気軽にご相談ください!
( Facebook、 twitterどこからのご連絡でもOKです)
もちろん採用まで無料でサポートしてくれるので安心してくださいね。
それでは今回はこの辺で!
KEI(@kishikawa1126)でした。

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